立教池袋高校の一般入試と、青山学院高等部と法政大学第二高校の帰国枠入試では異なる出題傾向
立教池袋高校の一般入試、青山学院高等部と法政大学第二高校の帰国枠入試では、出題傾向が大きく異なります。
帰国子女枠入試専門コンサルタントの齊藤です。
今回は、MARCH附属高校の帰国枠入試の特徴と受験校選択の仕方について、お伝えします。
早慶附属高校のほとんどの帰国枠入試は、一般入試と同じ試験内容となります。
一方で、MARCH附属高校の帰国枠入試は、一般入試とは異なる内容になることが多いです。
ご存知でしたか?
MARCH附属高校の帰国枠入試を受験予定の帰国生は、多いですよね。
そこで、MARCH附属高校の帰国枠入試について解説しますね。
まず、MARCH附属高校の中で帰国枠入試を実施している学校についてです。
2021年度入試で確認をしてみましょう。
明治大学附属校
・帰国枠入試実施校はナシ
青山学院大学附属校
・青山学院高等部帰国枠入試
・青山学院大学系属浦和ルーテル学院高校帰国枠入試
立教大学附属校
・帰国枠入試実施校はナシ
※立教池袋高校一般入試は帰国枠入試に近い
中央大学附属校
・中央大学附属高校帰国枠入試
・中央大学杉並高校帰国枠入試
法政大学附属校
・法政大学第二高校
・法政大学国際高校グローバル探究コース
上記の附属高校が帰国枠入試を行います。
これら附属高校の帰国枠入試を、試験の特徴で区分してみます。
1、作文エッセイ型帰国枠入試
「1」の入試では、自己PRをすることが重要です。
・法政大学国際高校グローバル探究コース ※2020年度はⅠ期12月7日(土)・Ⅱ期2月1日(土): 英語エッセイ(20分)、日本語作文(50分)、日本語面接試験(10分)、書類選考
法政国際は、作文エッセイと面接で受験できる、唯一の附属共学校です。
英語エッセイは、20分間で125~150wordを書きます。
また、面接試験は自己PRカードに基づいて質問されますので、質問してもらいたい内容を自己PRに書くと良いです。
法政国際の帰国枠入試Ⅰ期は入試が早いため、国際基督教大学高校の推薦入試、東京学芸国際中等教育学校、東京都立国際の併願校として考えることもできます。
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・立教池袋高校一般入試 2月10日(水): Essay Writing(30分 50点)、英語Interview+日本語自己アピール面接(合計で20分程度)
英語エッセイは、30分間で100~130wordsをwords書きます。
英語面接では、「英検二次面接試験のようなカードを読んで回答する問題」「テーマに基づいてスピーチをする問題」の2つがあります。
日本語自己アピール面接試験では、5分間自己アピールを行った後に、5分間質問をされます。
他の早慶附属校と同じ2月10日が試験日であるため、受験者数がそれほど多くないこともメリットです。
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法政国際も、立教池袋も、英検2級以上の英語力が必要となります。
2、適性検査型帰国枠入試
「2」の入試では基本問題が多く出題されるため、ミスを減らして高得点を取る必要があります。
・中央大学附属高校帰国枠入試 一次12月21日(月)・二次22日(火): 一次は学科試験(国数英 各60分 各100点満点)、二次は面接試験(グループディスカッションと個人)
中央大学附属高校帰国枠入試の一次試験は、学校のHPからダウンロードできます。
試験時間が長く、問題数が多いです。
また、国数英3科とも記述問題があり、特に国語の評論文の要約問題と小論文は練習が必要です。
二次試験のグループディスカッションですが、2019年度と2020年度の入試結果を見る限り、不合格者は出ていません。
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・中央大学杉並高校帰国枠入試 1月23日(土): 基礎学力試験(国数英各30分 各50分)、個人面接試験(15分 40点)
中央大学杉並の基礎学力検査は、学校のHPからダウンロードできます。
国語では評論文の要約問題が出題されますので、練習が必要です。
また、中央大学杉並高校の帰国枠入試は受験倍率が高いため、3教科とも高得点を取る必要があります。
個人面接試験の配点が大きく、「通常の帰国枠入試で聞かれるような質問」「あるテーマについて意見を述べる質問」の2つが聞かれます。
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・青山学院高等部帰国枠入試 1月30日(土): 適性検査(国数英で60分)、グループ面接試験(20分)
青山学院の適性検査の国語と数学は、公立高校入試レベルの問題が出題されます。
一方で英語試験は英検2級程度の内容となるため、青山学院一般入試の英語試験で練習をしておくと良いです。
国数英ごとに合格最低点が設けられていますので、高得点を取れるように勉強してください。
グループ面接試験では、個人面接試験とグループディスカッションが行われます。
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中央大学附属、中央大学杉並、青山学院の3校とも、学校の成績は参考程度で、当日の適性検査と面接試験で合否が決まります。
3、一般入試型帰国枠入試
「3」の入試は一般入試と同じ内容となるため、一般入試過去問題で対策する必要があります。
・青山学院大学系属浦和ルーテル学院高校帰国枠入試 第1回1月23日(土)・第2回2月1日(月): 学科試験(国数英 各45分 各100点満点)、個人面接試験
浦和ルーテル学院高校の帰国枠入試は、学科試験結果がボーダーライン上にある場合、面接試験結果も考慮して合否を決めるそうです。
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・法政第二高校帰国枠入試 2月11日(木): 学科試験(国数英 各50分 各100点満点)、親子面接試験(15分)
法政大学第二高校の帰国枠入試も、学科試験結果がボーダーライン上にある場合、面接試験結果も考慮して合否を決めるそうです。
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青山学院浦和ルーテルも、法政第二も、合格最低点で配慮があります。
MARCH附属高校の帰国枠入試を比べてみると、試験内容がかなり異なることがわかりますよね。
1、作文エッセイ型帰国枠入試
2、適性検査型帰国枠入試
3、一般入試型帰国枠入試
MARCH附属校狙いで、たとえば、立教池袋高校と青山学院高等部と法政大学第二高校の帰国枠入試を受験する場合、「1」と「2」と「3」すべての対策を行うことになるので、かなり大変です。
入試対策時間が限られている場合は、「1」から「3」に絞って対策をして、確実に合格を狙うことをお勧めします。
英語が得意なインター生・現地校生は、「1」の学校を選ぶと対策の効率が良くなります。
一方で早慶附属校を第一志望にしている場合は、「3」を選ぶと練習になります。
受験校の選定や対策について詳細をお知りになりたい場合は、齊藤までご連絡くださいね。^^
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